今やアスク恒例のイベントとなった「NHK志望者のための特別勉強会」。
今回は新型コロナ情勢に鑑み、初めてリモートで3月18日(木)に開催しました。

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特別講師:田代 賢さん(左)、進行役は松苗社長

NHKが2022年入局の採用をオープンにした直後とあって、定員の80名はあっと言う間に埋まりました。
今回も特別講師は田代賢さん。NHKのアナウンサーとして看板番組の大相撲やオリンピック中継にも携わってきた大ベテランで、第1回からアスクにお越しいただいています。
進行役は松苗慎一郎アスク社長、そして総合司会を寺崎貴司GM兼校長が務めるというアスクを挙げてのイベントでした。

冒頭、田代さんから
「NHKが求めるのは『大きな器』の人物。他人事を自分の事として考えられる人。他者を傷つけず、心に届くバランスの良い言葉にできる能力を有する人」
というメッセージが発せられました。要は「一緒に仕事をしたい」と思わせてくれる人が一番なのです。
田代さんの豊富な経験に基づくお話は参加者を引き付けるものばかりで、
初任地の秋田で3月の雪を見て、「まだ秋田の春は遠い」と放送で伝えたところ、地元の人から「この雪は柔らかい雪。春の訪れを告げる雪なのですよ」と優しく諭された新人時代の失敗談などは、赴任地との親和性が求められるNHKを象徴するエピソードでした。

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80名のアスク生がオンラインで集合! 鋭い質問も次々と

勉強会の後半はいつものように質疑応答。参加資格を採用エントリーが始まったばかりの2022年入局対象者に限定したため、熱のこもった質問がリモートの画面を通して矢継ぎ早に届きました。
「筆記試験の対策はどうすれば?」
「転勤が多いことで生活は?」
「民放の採用試験と違いはある?」
「全国職員と地域職員の違いは?」
などなど。80名の視線が私たちに突き刺さりました。
特に今回の採用ではエントリーの際に希望する職種を3つまで選べるため、「アナウンサー志望者は他に何を選択すればいいのでしょうか?」といった具体的な質問もあり、たちまち予定時間の2時間を経過。リモートではありながら名残を惜しみつつ、閉会となりました。
今回が6回目でしたが、実は毎年この勉強会の参加者からNHK内定者が出ているのです。今年も大いに期待しています。

温かいお人柄そのままにアスク生に接してくださった田代さん、本当にありがとうございました。
常に「なぜ?」と思うこだわり、これが必要ですね。
なお、田代さんは4月からNHKラジオ第1放送でニュースを担当なさいます。
田代さん!次回もよろしくお願いいたします。

※このイベントは、新 大学4年・院2年のアスク生(アスクのIDカードを持つ学生)を対象として開催されました。