NHKの2026年採用が公表されたタイミングに合わせ、アスク生限定の恒例のイベント
「NHK志望者のための特別勉強会」を、3月27日(木)にリモートで開催しました。

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進行役:松苗社長、特別講師:田代 賢さん(右)


今回は記念すべき第10回。
NHKが採用エントリーを開始した直後とあって、続々とアスク生からの参加申し込みがありました。
アスク生だけに許された特権ですから、当然と言えば当然です。

民放はもちろん、NHKでもアスクで学んだ70名以上の先輩たちが活躍しています。
今回も特別講師は田代賢さん。NHKのアナウンサーとして伝統の大相撲やオリンピック中継にも携わってきた大ベテランで、第1回からアスクにお越しいただいています。進行役に松苗慎一郎アスク社長、そして総合司会を寺崎貴司GM兼校長が務めるという、いつもの「豪華布陣」。今回もアスクを挙げてのイベントです。
田代さんの豊富な経験に基づくお話は今回も参加者を引き付けるものばかりでした。

まず、最近NHKの採用で取り入れられている「全国職員」と「地域職員」のシステムについて解説がありました。「全国職員」になって転勤を繰り返すよりも出身地を中心としたエリアで働く「地域職員」を選択することが自分や家族にとっても有益だと考える学生も多く、そのニーズに応えた採用システムです。
地元の魅力を放送で発信できたり、腰を据えて地域の課題などの取材を続けられるメリットが田代さんの口から語られました。


250327_03さらにNHKの強みである災害報道について、かなりの時間を割いて説明がありました。
NHKは全国に54もの放送局があり、広いエリアをテレビ、ラジオで万遍なくカバーしていること。地震災害などに備えて日頃から緊急放送のシミュレーションを繰り返していること(民放も同様です)、能登半島地震の際の女性アナウンサーによる絶叫調の避難の呼びかけは予めの決め事だったことなど、組織としての取り組みの強さを実感できました。

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まだラジオセンター専任部長当時に発生した東日本大震災の際、不安と失望を抱えている被災者に向け、子どもを持つ親御さんのリクエストに応えて「アンパンマンマーチ」を流して感謝されたエピソードや、その放送をカーラジオで聞いて涙が止まらなかったという石巻市の女性の思い出が3年前の8月に朝日新聞の「声」の欄に掲載されたことなど、「公共放送」であることを前面に押し出しているNHKで働いていたからこそのお話を伺えました。

 
 
勉強会の後半はいつものように質疑応答。採用のエントリーが始まったばかりいうことで、熱のこもった質問がリモートの画面を通して次々に発せられました。
「NHKに入ってよかったと思えることは?」
「勤務地の希望はどこまで叶う?」
「民放の採用試験と違いはある?」
「女性でもスポーツ実況はできる?」
「NHKの採用だから特に準備することは?」
などなど。参加者全員の熱視線が画面越しで私たちに突き刺さりました。
いずれも具体的な質問ばかりで、たちまち予定時間の2時間を経過。リモートではありながら名残を惜しみつつ、閉会となりました。

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アスク生からの質問に、真摯に向き合っていただきました


今回が10回目でしたが、実は毎年のようにこの勉強会の参加者からNHK内定者が出ているのです。
いよいよNHKの採用は本格化します。
先輩に続きましょう。頑張れ、アスク生!
今回も温かいお人柄そのままにアスク生に接してくださった田代さん、本当にありがとうございました。
アナウンサーの採用、育成にも携わった豊富な経験に基づくアドバイスを頂戴できたのはアスク生だけのアドバンテージです。
田代さん、第11回もよろしく!お待ちしています!!

※このイベントは、新 大学4年・院2年のアスク生(アスクのIDカードを持つ学生)を対象として開催されました。