NHKの2024年採用が公表されたタイミングで、
アスク生限定の恒例のイベント、「NHK志望者のための特別勉強会」を
今回もリモートで3月24日(金)に開催しました。

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特別講師:田代 賢さん(右)、進行役は松苗社長

NHKが採用エントリーを開始した直後とあって、次から次へとアスク生からの参加申し込みがありましました。
アスク生だけに許された特権ですから当然と言えば当然です。
今回も特別講師は田代賢さん。NHKのアナウンサーとして看板番組の大相撲やオリンピック中継にも携わってきた大ベテランで、第1回からアスクにお越しいただいています。進行役に松苗慎一郎アスク社長、そして総合司会を寺崎貴司GM兼校長が務めるという「豪華布陣」。今回もアスクを挙げてのイベントです。

田代さんの豊富な経験に基づくお話は参加者を引き付けるものばかりでした。
まず、最近NHKの採用で取り入れられている「全国職員」と「地域職員」のシステムについて解説がありました。
「全国職員」になって転勤を繰り返すよりも出身地を中心としたエリアで働く「地域職員」を選択することが自分や家族にとっても有益だと考える学生も多く、そのニーズに応えた採用システムだそうです。
地元の魅力を放送で発信できたり、腰を据えて地域の課題などの取材を続けられるメリットが田代さんの口から語られました。

またラジオセンター専任部長当時に発生した東日本大震災の際、不安と失望を抱えている被災者に向け、子どもを持つ親御さんのリクエストに応えて「アンパンマンマーチ」を流し、感謝されたこと。その放送に涙が止まらなかったという石巻市の女性の思い出が一昨年8月に朝日新聞の「声」の欄に掲載されたことなど、「公共放送」であることを前面に押し出しているNHKで働いていたからこそのお話を伺えました。

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オンラインで集合したアスク生に、真摯に向き合っていただきました

さらに田代さんからは
 「NHKが求めるのは『大きな器』の人物。他人事を自分の事として考えられる人。
  『なぜ?』というこだわりを持てる人。
  一方で素直に物事を受け入れてしまう人は向いていない」
というメッセージが発せられました。
要は「何にでも興味を抱き」「一緒に働きたい」と思わせてくれる人が一番なのです。これはNHKに限ったことではありませんが、最後は人間性の勝負ということです。

勉強会の後半はいつものように質疑応答。
採用のエントリーが始まったばかりいうことで、熱のこもった質問がリモートの画面を通して次々に発せられました。
 「NHKの面接の特徴は?」
 「民放の採用試験と違いはある?」
 「女性でもスポーツ実況はできる?」
 「NHKの採用だから特に準備することは?」
などなど。参加者全員の熱視線が私たちに突き刺さりました。
いずれも具体的な質問ばかりで、たちまち予定時間の2時間を経過。リモートではありながら名残を惜しみつつ、閉会となりました。

今回が8回目でしたが、実は毎年この勉強会の参加者からNHK内定者が出ているのです。
アスクからNHKの正職員アナウンサーとなった卒業生は既に約100名。HPを見れば「えっ、あの人もアスク出身!この人も!」と驚くはず。今年もアスクから4名の先輩がNHKに正職員アナウンサーとして入局しました。
6月に入ればいよいよNHKは面接に突入します。先輩に続きましょう。アスク生、頑張れ!

今回も温かいお人柄そのままにアスク生に接してくださった田代さん、本当にありがとうございました。
アナウンサーの採用、育成にも携わった豊富な経験に基づくアドバイスを頂戴できたのはアスク生だけのアドバンテージです。
なお、田代さんは今でもNHKラジオ第1放送でニュースを担当なさっています。そのソフトなお声をぜひ聴いてください。
田代さん、次回もよろしくお願いいたします!

※このイベントは、新 大学4年・院2年のアスク生(アスクのIDカードを持つ学生)を対象として開催されました。